三重まぶたは病院で治るの?
- 突然、三重まぶたになった
- ずっと元の二重に戻らない...
- まぶたの変な線を何とかしたい!
こうした場合、病院に行って治るのでしょうか?
三重まぶたに関する「病院」の相談を多く頂いております!
そして、三重まぶたで病院に行くなら"何科"に行けばいいのか、悩んでいる方がとても多いですね。
あなたも「眼科?皮膚科?それとも美容外科!?・・どこへ行ったらいいの~!?」と悩んでいませんか?
- 眼科に行って目薬をもらえば治るの?
- 皮膚科で何かクリームをもらえば二重に戻るの?
- それとも美容外科に行かなくちゃいけないの?
といった相談はけっこう多いです!
三重まぶたになると目元の印象がだいぶ変わってしまうので、「病院で治したい!」と考えている女性は多いですが、一方で「そもそも病院で治るの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回このページでは・・
「三重まぶたは病院で治るの?」
「眼科?皮膚科?何科に行くべき!?」
というテーマで解説しようと思います。
損をしないために、病院に行く前に必ずこのページを熟読してくださいね。
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三重まぶたは病院で治るの?
「三重まぶたは病院で治るの?」という相談ですが・・
まず結論から言いますと、原因が「腫れや炎症(アレルギー)」でない限り、一般の病院で三重まぶたを治すことはできません。
原因が「腫れや炎症(アレルギー)」で三重まぶたが発生している場合は、その疾患を治療することで、本来の二重に戻る可能性があります。
ですが、他の要因(たとえば、目の上の「たるみ」や「くぼみ」など)で三重まぶたが生じている場合、一般の病院では、基本的に元の二重に戻すことはできません。
というのは、まず第一に、一般の医師(眼科医や皮膚科医)は、そもそも「三重まぶた」に詳しくないからです。
私も眼科医や皮膚科医に「三重まぶた」について、あれこれ聞いたことがあるんですが、驚くほど知識が乏しかったです...。
それもそのはず、(美容外科医ではなく)ふつうの病院のお医者さんは「体の異常を正常に治す」のがお仕事だからです。
「え、ちょっと待って!三重まぶたは"異常"じゃないの!?」
と思いの方は多いかもしれませんが、そもそも人間の体にとって「三重まぶた」は異常でも何でもありません。
一般の医者から見れば、三重まぶたは「正常」なんです。
というのは、医学的な見地からみて、三重まぶたになったところで日常生活に支障は出ませんし、悪化して体に何らかのトラブルが生じることもありません(なので、三重まぶたの治療には保険も適用されません。ただし、アレルギーなどの「炎症」や「腫れ」は別です!)
たしかに、「三重まぶた」は見た目的には問題で、本人にとっては悩みは大きいことでしょう。しかし、残念ながら、一般の病院では「見た目」を改善することには無頓着なのです。
繰り返しますが・・
「三重まぶた」は医学的な見地から見て「異常」ではなく「正常」なので、一般の医師はそもそも治療に専念しないのです。
一般のお医者さんは「見た目」ではなく、「体の異常(疾患)」を改善するのがお仕事です!
ですから、「三重まぶたを治したい!」という一心で、一般の眼科や皮膚科に駆け込んでも、アレルギーなどの「炎症」や「腫れ」が原因でない限り、医師はどうすることも出来ません。そもそも「三重まぶた」の知識が乏しい場合も多く、お金の無駄になってしまいます。
こちらとしては何も得るものがなくても、診察代がかかってしまいますからね。(>_<)
では、他の要因で三重まぶたになった場合、どの病院に行ったら良いのでしょうか?
根本的に治すことを考えたら、やはり美容外科(美容皮膚科)です。
「三重まぶた」のような"疾病ではない症状"を、希望通りに美しく整えるのが「美容外科(美容皮膚科)」です。美容外科医は、(ふつうの医師とは違って)三重まぶたの知識も豊富です。
- 一般の病院(眼科や皮膚科)
「異常」を正常に治すのが仕事 - 美容外科・美容皮膚科
「正常」をさらに美しく整えるのが仕事
*繰り返しますが、医学的に三重まぶたは(体にとって害はなく)「正常」です。なので、二重に戻すのに保険は適用されません。
ですから、疾病ではない「三重まぶた」を二重に戻すなら、美容外科医に頼るのが一つの方法です(他にもセルフケアの方法があります)。
美容外科では・・
- 埋没法
- 切開法
- ヒアルロン酸注入
- 脂肪注入
などの方法で、目の上の「たるみ」や「くぼみ」を改善することで、三重まぶたの解消を図ります。
三重まぶたが"軽度"の場合には、「ヒアルロン酸注入」や「脂肪注入」ですぐに治ることも多いですが、癖が定着して悪化している場合には、皮膚のたるみを切除する「切開法」も必要になります。
メスを使わない"手軽な手術"としては「埋没法」が有名です。
今回このページでは「一般の病院」について解説しますので、「三重まぶたの美容整形」の詳細についてはこちらのページをご覧ください。
三重まぶたは整形で二重に戻るの?| 美容外科の手術を徹底解説!
(*リンク先のぺージでは「二重に戻す整形手術」について詳しく解説しています)
整形に頼りたくない方はアイクリームを活用しましょう。
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とにかく、疾病ではない「三重まぶた」については、美容整形やセルフケアなど"美容の領域"と覚えておいてください!
ふつうの医師は、そもそも「三重まぶた」について、あまり詳しくないことも多いです...。
以下は、疾病(炎症や腫れ)が原因の「三重まぶた」について、"病院は何科に行くべきか"を解説します。
体の「異常」で三重まぶたが発生している場合は、一般の病院に行きましょう!
三重まぶたは眼科?皮膚科?どこへ行くべき!?
一般の病院で治すとしたら、炎症や腫れで「三重まぶた」が生じているケースです。
この場合、そうした疾患を病院で治療することで、本来の二重に戻る可能性があります。
ただし、「必ず治る」とは言い切れません!(>_<)
ですが、基本的に目元の炎症や腫れが引くことで、本来の綺麗な二重に戻るケースは多いです。
では、目元の炎症や腫れで三重まぶたになった場合、「眼科」と「皮膚科」どちらに行くべきでしょうか?
以下、眼科と皮膚科で扱う「三重まぶた」について詳しく解説しますね(^^)
眼科に行くべき「三重まぶた」とは?
まず、眼科に行くべき「三重まぶた」は、まぶたの裏に「結膜炎(けつまくえん)」が生じているケースです。
「結膜炎」と言ってもピンとこない方が多いかもしれませんが、花粉症で目がショボショボしたり、かゆかったりするのも結膜炎です。
他にも、「チリ・ホコリ・ダニ・カビ・ペットの毛」などのハウスダストの影響で、結膜炎が生じるケースもあります。
こうした結膜炎は、花粉やハウスダストなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)が引き起こすので、「アレルギー性結膜炎」と言います。
症状は、目に「かゆみ」「充血」「涙目」「異物感」が伴いますが、炎症が軽微な場合はあまり自覚できないことも多いです。
「まぶたの裏」は自分では目視できないので、症状が軽微な場合は気づきにくいのが難点です...。
とくに注意すべきは、コンタクトレンズ使用者です!
ふだんコンタクトレンズを使用していると、(レンズの汚れやキズにより)細菌やウイルスが目に感染して、まぶたの裏の「結膜」に炎症を起こしている可能性があります。
メモ
他にも、汚れた手で目元をこすったり、触ったりすると、ウイルスや感染性の「結膜炎」が生じることがあります。
もう一度言いますが・・
「まぶたの裏の炎症」なので気づきにくいことが多いです。
では、実際に「どんな炎症が生じているか」写真で確認してみましょう。
▼ 上まぶたの裏の炎症
出典:青葉台スマイル眼科クリニック『巨大乳頭性結膜炎』
2枚の写真のうち・・
下の写真は症状が悪化していて、上まぶたの裏にはっきりと大きなブツブツができていますね。一方、上の写真もよくよく見ると、単に「赤み」があるだけでなく、小さなブツブツができているのが分かるかと思います。
こうしたブツブツなどの炎症が「三重まぶた」を引き起こす原因になるのです!
元々まぶたはデリケートな部位なので、まぶたの「裏側」に炎症が起きると「表側」にまで影響が及んで、本来の二重が乱れる原因になってしまいます。
仮にブツブツができていなくても、まぶたの裏が充血したりすると、本来の二重が乱れやすくなり、三重まぶたの発生に繋がります。
自覚症状がなくても、まぶたの裏が充血していることは多々あります。
もしかしたら、自分で目視できないので分かりませんが、ブツブツができているかもしれません...。
こうした炎症(結膜炎)で三重まぶたになった場合、眼科を受診すべきです。
たしかに、三重まぶたは"皮膚のトラブル"ですが、このケースでは「結膜の炎症」が根本的な原因なので、その治療は眼科医の専門領域と言えます。
眼科に行って診察を受け、点眼薬(リスボチンやオドメール、アルギノンなど)を使ったり、ステロイド剤(プレドニン眼軟膏など)を塗ったりすると炎症が治まります。
そして、まぶたの裏の炎症が引くと「三重まぶた」も解消されて、本来の二重に戻るケースが多いです。
ですから、まぶたの裏に違和感がある場合は、眼科に行って診察を受け、炎症を治療するのがポイントです。
それによって、本来の綺麗な二重に戻ります!
炎症の疑いがあれば、何よりもまず、コンタクトレンズの使用は中止してください!(>_<)
コンタクトレンズを使い続けると、炎症が悪化する恐れがあります...。
ちなみに・・
眼科の費用は、「検診」+「処方箋」で2,600~3,000円くらいです(3割負担)。
(※検診の内容や処方箋の数や種類によって異なります)
さらに詳しく【専門記事】
アレルギーなどの炎症による「三重まぶた」については、こちらのページが詳しいので、ぜひご覧になってみてください。
アレルギーで三重まぶたに!花粉症などで目が三重になったら...?
*市販の目薬も詳しく紹介しています!
市販の目薬は?
「三重まぶたに市販の目薬は?」
「市販の目薬で炎症が引けば、三重まぶたは治るの?」
と疑問に思っている方は多いかもしれませんが、まず注意したいのは、市販の目薬の大半には「防腐剤」が含まれているという点です。
「防腐剤」は目の表面の細胞を傷つける恐れがあり、一日に何度も点眼することで、かえって炎症を悪化させるリスクがあります。
▼ 日本眼科医師会も、この点を警告しています。
防腐剤がかえって目の表面の細胞をいためてしまうことがあるのです。
引用元:公益社団法人 日本眼科医師会『アレルギー性結膜炎の治療と対策』
また、一般の目薬には「血管収縮剤(充血を取る成分)」が入っていることも多いですが、これも炎症をさらに悪化させる恐れがあります。血管収縮剤は、一時的に血管を細くすることで充血を抑えますが、それが逆にリバウンドを起こし、さらに「充血しやすい目」になるリスクがあるのです。
そこでオススメなのは、人工涙液(じんこうるいえき)タイプの目薬を使って、目(やまぶたの裏)に付着したアレルゲンなどの異物を洗い流す習慣をつけることです。この方法は、日本眼科医師会のHPでも推奨されています。
市販薬のなかで唯一のおすすめは、防腐剤の入っていない人工涙液です。これは、目の表面に飛び込んだアレルゲンを洗い流すのに、とても便利です。防腐剤の入っていないものをおすすめするのは、1日何回でも点眼できるように、との考えからです。
引用元:公益社団法人 日本眼科医師会『アレルギー性結膜炎の治療と対策』
人工涙液タイプの目薬を点眼することで、アレルゲンなどの異物を効果的に"洗眼"することができます。"洗眼"により花粉やハウスダストなどのアレルゲンを洗い流せるだけでなく、目やになど炎症を悪化させる物質も除去してくれるので、"洗眼"は頻繁に行うことが推奨されています。
花粉症の私自身が実際に愛用しているのは・・
人工涙液タイプの目薬『参天製薬:ソフトサンティア』です!
この目薬は「防腐剤フリー」なので目に優しく、頻繁に点眼しても安全・安心です(^^♪
実際に私自身、ソフトサンティアで頻繁に"洗眼"することで、花粉による炎症が出にくくなりました!
ですから、まずは人工涙液タイプの目薬で、目に入ったアレルゲンや目やになどの「炎症を起こす物質」を洗い流す習慣をつけるといいですよ。
一方、アレルギーの炎症がひどくて、「かゆみ」や「充血」が我慢できないという場合は(本来、眼科を受診すべきですが)、一般の目薬で対処するという手もあります。
有名なのはロート製薬の『ロートアルガードクリアブロックZ』で、「かゆみ」や「充血」を抑えるのに効果的です。
また、千寿製薬の『マイティア アイテクト アルピタットN(EX α)』も、目のかゆみや炎症を鎮めるのにオススメできます。
(15mL / 1,600~1,900円)
これらの目薬で炎症が鎮まれば「三重まぶた」も治る可能性がありますが、一般の目薬の場合、一時的に炎症が鎮まっても再発する可能性が高いです。また、防腐剤入りの目薬の場合、頻繁に点眼することで炎症を悪化させるリスクもあります。
そういう点で、人口涙液タイプの目薬は安全ではありますが、さらに効果を求めるなら「眼科で処方される目薬」がやはり一番です。
眼科で診察を受ければ、症状にピッタリの目薬が処方されますし、市販薬より濃度が高くて「効く」ものが多いです。
とくに、炎症がひどい場合は、眼科医に相談して適切な治療を受けるのが安心ですね。
「ものもらい」も眼科?
「ものもらい」で三重まぶたになるケースもあります。
「ものもらい」は結膜炎とも似ているんですが、まつ毛の根本にあるマイボーム腺に感染して、うみ(膿)がたまって赤く腫れてくるのが特徴です。
その腫れのせいで「三重まぶた」になることがあるんですが、病院は(結膜炎と同じく)眼科を受診しましょう。
薬などの治療で腫れが引くと、本来の綺麗な二重に戻ります!
ちなみに・・
「ものもらい」の正式名称は「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と言います。
「ものもらい」と「結膜炎」は別の病気ですが、併発することも多いです。
皮膚科に行くべき「三重まぶた」とは?
皮膚科に行くべき「三重まぶた」は、接触性皮膚炎で二重が乱れているケースです。
接触性皮膚炎とは、花粉やハウスダストなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)が皮膚に付着することで発生する炎症です。
主な症状は「乾燥・かゆみ・赤み・肌荒れ・腫れ」などを伴いますが、症状が軽微な場合は気づきにくいことも多いです。
たとえば、花粉の多い春の時期、なんとなく「肌が乾燥する」「かゆい」「メイクのりが悪い」と感じることはありませんか?
軽微な「接触性皮膚炎」を起こしている可能性があります!
接触性皮膚炎は、花粉の飛散時期に発生することが多いですが、他にもホコリ・チリ・ダニ・カビ・ペットの毛などの「ハウスダスト」の影響で、時期を問わず発生します。
とくに女性の場合、化粧品が肌に合わなくて接触性皮膚炎(アレルギー反応)を起こすケースも多いですね。炎症は軽微な場合も多いので、ずっと自覚症状がなくて慢性化してしまうことも多々あります。
女性の場合、今使っている美容液やアイクリームを見直してみるのもオススメです!
そして、接触性皮膚炎になると「乾燥」「肌荒れ」「腫れ」などが生じるので、本来の二重のラインが乱れて「三重まぶた」に変化しやすくなってしまいます。
元々まぶたの皮膚はとてもデリケートなので、軽微な炎症(アレルギー反応)であっても、本来の柔軟性や伸縮性が失われると二重のラインが乱れてしまうのです。
接触性皮膚炎で三重まぶたになったら、まずは「原因は何か?」を考えてみましょう。つまり、「アレルギーの原因物質」を突き止めて、それを生活の中から排除するのです。
たとえば、化粧品でアレルギー反応が起きていると思ったら、その化粧品の使用をやめるべきです。あるいは、ホコリやダニ、カビ、ペットの毛などが原因だと思ったら、それらを綺麗に掃除しましょう。花粉が原因だと疑われるなら、花粉症メガネをするという対策もあります。また、汚れた手やペットを触った手で、自分の目元を触れないことも大切です。
そうした対策で「アレルギーの原因物質」を排除すれば、徐々に炎症は引いて、三重まぶたも本来の綺麗な二重に戻ります。
ですが、炎症がひどかったり、なかなか治らない場合は、やはり医師に相談すべきです。炎症が引かなければ、三重まぶたも元の二重に戻りません。
接触性皮膚炎で三重まぶたになった場合、病院に行くなら「皮膚科」です。
皮膚科に行くとしても、重要なのは「アレルギーの原因物質」の特定です。仮に薬をもらったとしても、生活の中でアレルギーを起こす物質が排除されなければ、炎症は一向に良くなりません。
そこで、まずは医師との問診によって「アレルギーの原因物質」を探し出して特定します。そのうえで、薬(ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬)などで治療して快方を図ります。
やはり、皮膚科医に相談すれば「アレルギーの原因物質」を特定しやすいですし、症状にピッタリな処方薬で効果的に炎症を鎮めることができますね。
そして炎症が引けば、三重まぶたも解消されますよ!
さらに詳しく【専門記事】
アレルギーによる「三重まぶた」については、こちらのページが詳しいので、ぜひご覧になってみてください。
アレルギーで三重まぶたに!花粉症などで目が三重になったら...?
*病院に行く前に要チェック!
追伸・・
当サイト(運営:表参道まぶたケア研究室)では「三重まぶたを治す方法」という専門カテゴリーをつくって、三重(みえ)を解消する様々なノウハウを紹介しています。
もし、ずっと元の綺麗な二重に戻らなくて悩んでいるのでしたら、ぜひ他のぺージもご覧になってみてくださいね。
お役に立てれば幸いです(^^)
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参考文献:
- 青葉台スマイル眼科クリニック『巨大乳頭性結膜炎』
- 公益社団法人 日本眼科医師会『アレルギー性結膜炎の治療と対策』